成績が伸びない原因をご紹介「福岡家庭教師のゆっしー」

成績が伸びない理由

大野城市にお住まいの中学3年生の生徒さんのお話です。
春日高校を目指している生徒さんで、小学6年生から中学3年生の10月まで福岡県内の某大手塾に通っていました。
しかし、なかなか春日高校合格に必要な偏差値に届かず、当教室へご相談をいただきました。

詳しくお話を伺うと、中学3年生の夏休みには塾で毎日8時間以上勉強していたものの、成績は伸びるどころか下がり始めていたとのことです。

「これだけ勉強しているのに、どうして成績が上がらないの?」と悩むご家庭も多いのではないでしょうか?
実は、成績が伸び悩む理由には必ず原因があります。

今回の記事では、この生徒さんのケースを例に、成績が伸びない理由について詳しくご紹介いたします。

目次

成績が伸びない原因

分からない問題をそのままにしている

塾の受講形態は集合形式が一般的です。
そのため、分からないことがあっても、なかなか質問しにくい雰囲気があります。
また、生徒が数十人に対して講師は1名という環境では、一人ひとりのペースに合わせた指導は難しく、授業内容はあらかじめ決められた計画に沿って進むのが通常です。
こうした形式では、質問ができない状況になるのも無理のないことかもしれません。

しかし、分からない問題や内容をそのままにしておくと、成績が伸びない原因になります。
その未解決の問題が、次に出てくる類似の問題に対しても解答できなくなる可能性があります。
基本的な内容でも応用問題でも「分からない」を積み残したままでは、学習の効果は十分に得られません。

分からない問題を解消することは、成績向上の第一歩です。
生徒さんの性格によっては、質問しやすい環境や個別の指導が重要であるとも言えます。

復習ができていない

こちらの生徒さんは、塾の授業や宿題に加え、学校の宿題にも追われ、多くの時間を学習に費やしていました。
しかし、分からない部分があっても復習する時間を確保できていませんでした。
結果として、塾の学習スタイルがこの生徒さんには合っていなかったのです。

学習において、最も重要なのは復習です。
テストの結果が良くても悪くても、それ自体は問題ではありません。
テストは、現在の「分からない部分」や課題を明らかにしてくれる手段に過ぎないのです。
重要なのは、その課題を認識し、復習を通じて克服することです。

どれだけ多くの勉強時間を確保しても、自分自身の課題を認識し、それを復習で解消しない限り、成績が大きく伸びることは難しいのです。

分かったつもりでいる

最近の学生さんは、タブレットを使った学習スタイルが主流になりつつあります。
ゲーム感覚で楽しく勉強できるという点ではメリットがありますが、その一方で「分かったつもり」や「覚えたつもり」になりやすいという課題もあります。

人間は忘れる生き物です。
覚えたことを定着させるには、何度も反復することが必要です。
さらに、記憶を強化するためには「何度もノートに書く」や「声に出して覚える」など、手や口を動かす学習法が効果的です。

タブレット学習で「問題を見て解く」「正解か不正解かを確認する」だけでは、学習が表面的なものに留まりがちです。その結果、実際には理解が浅いにもかかわらず「分かったつもり」になってしまうことがあります。

学習を深めるためには、アナログな方法も取り入れながら、繰り返し反復する習慣をつけることが大切です。

何の勉強をしていいか分からない(計画が立てれない)

PDCA

現在、多くの学生さんが塾に通われています。
そのため、自分で考えて勉強する経験が少ない生徒さんも多いようです。
多くの場合、塾や学校の指示通りに学習を進めるだけで、自分自身で学習の計画を立てたり、工夫したりする機会がほとんどありません。

こうした状況では、学習の基本であるPDCAサイクルをうまく回しきれていないことが課題となります。
PDCAとは、**PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(確認)→ACTION(改善)**を繰り返すサイクルですが、特に計画(PLAN)の部分が不足しているケースが多いです。
その結果、復習が不十分であったり、自分の課題を正確に把握できていなかったりするため、学習計画を立てることができず、得意な科目ばかりを勉強する生徒さんが少なくありません。

しかし、受験では5教科の総合得点で合否が決まります。
得意科目だけでは合格を掴むことは難しく、苦手科目を克服することが不可欠です。
自分の課題を把握し、それを基にした計画を立て、苦手分野にもしっかり取り組む姿勢が重要です。

まとめ

今回は、私の生徒さんの一人をご紹介しました。
この生徒さんは、塾を辞めて私の家庭教師の指導を受け始め、毎週計画を立てて勉強に取り組んでいます。

私の指導では、週1回の授業で「分からない問題の解答までのプロセス」に重点を置いています。
指導を開始して約2ヶ月が経ちますが、この期間で偏差値を5ポイント伸ばすことができました。
春日高校の合格にはまだ厳しい状況ですが、残り2ヶ月間で成績がさらに伸びる可能性は十分にあると考えています。
平日は4時間、休日は10時間という効率の良い学習を続けており、今後の成果がとても楽しみです。

現在、生徒さんは成績が思うように伸びず苦しい時期ではありますが、「努力は必ず報われます」。
最後まで頑張ってほしいと心から応援しています!

同じように、成績が伸び悩んでお困りの親御さんがいらっしゃいましたら、勉強方法の改善を含めた指導を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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